イル・ソッフィオ/ソプラノ・バリトン・ピアノのクラシカルユニット

Il soffio オペラハイライトシリーズ Vol.1【リゴレット】公演レポート

◆2017年8月27日(日)◆ 東京都品川区/きゅりあん1階小ホール
【再演】◆2018年5月4日(金・祝)◆ 千葉県千葉市/千葉市生涯学習センターホール   
ゲスト:後田 翔平

   主催:イル・ソッフィオ事務局 後援:東京藝術大学同声会
協力:(株)ゲイツオンホールディングスエンターテインメント事業部



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ヴェルディ作曲【リゴレット】ハイライト。お陰をもちまして、大好評のうちに幕を閉じました。
足をお運びくださった皆様、誠にありがとうございました。


 今回は、舞台監督、照明、衣装、字幕、制作と大規模なチームワークで挑んだ公演。音楽が壮大なだけに、出来るだけシンプルに、ダイレクトに、この【リゴレット】の音楽や構成の素晴らしさを伝えるべく、各分野のスペシャリストが知恵を出し合いました。華麗な立ち振る舞いのマントヴァ公爵、ゲストの後田氏も熱演。特に3幕の4重唱は見もの。普通では演奏しないスタイルでの魅せ方で観客を引き込みました!


 最後のシーンは、涙なしでは観られない内容と壮大で美しい音楽が繰り広げられます。誰よりも娘を想う父リゴレットと、最後までみんなの幸せを願う娘ジルダ。実際に涙をこぼす方も多くみられました。


再演の声がとても多く、千葉市にて追加公演。 千葉のメディア・企業様にも多大なご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。 イル・ソッフィオゆかりの千葉でも公演ができたことを幸せに思います。
足をお運びくださった皆様、本当にありがとうございました!

 

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ヴィクトル・ユゴーの戯曲《王はお愉しみ》を忠実にイタリア語化したとされる《リゴレット》は、せむしの道化を主人公としたことや「呪い」をテーマとするなど、これまでにないオペラとして初演当時から爆発的な人気を博したヴェルディの中期の傑作です。特に重唱で紡がれる、よどみないドラマと魅力溢れるアリアは、世界中の聴衆を熱狂させました。主人公リゴレットのアリア “Cortigiani, vil razza ~ 悪魔め、鬼め”、その娘ジルダのアリア “Caro nome ~ 慕わしき御名は”、この物語のキーマンであるマントヴァ公爵のアリア “La donna e mobile ~ 女は気まぐれ (女心の歌)”、をはじめ、ピアノの名手フランツ・リストが “リゴレットパラフレーズ” として編曲し人気を博した4重唱 “Bella figlia dell’amore ~ 美しい愛らしい娘よ” など、聴きどころが盛りだくさんです。またどこかで再演できるよう精進してまいります。ありがとうございました。
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ゲスト紹介

テノール 後田 翔平(Shouhei Ushiroda)

愛媛県出身。東京音楽大学音楽学卒業。同大学特別給付奨学生。第44回イタリア声楽コンコルソ第1位、ミラノ大賞受賞。2017年度「よんでん芸術文化奨励賞」受賞。2014年に渡伊。パルマ国立音楽院アッリーゴ・ボーイトに入学。2016年にはオーディションに合格し、モデナ市立歌劇場研修所 "Corso per cantanti" にて研鑽を積む。同劇場よりディプロマを授与させる。2017年1月にモデナ市立パヴァロッティ歌劇場において「ジャンニ・スキッキ」リヌッチョ役にてデビュー。これまでに「リゴレット」マントヴァ公爵役、「こうもり」アルフレード役、「カルメン」ドン・ホセ役等で出演。また第九や宗教曲等のソリストも務める。

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